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水環境中の薬剤耐性菌

 Prevalence of ESBL-producing Escherichia coli and carbapenem-resistant Enterobacteriaceae in treated wastewater: a comparison with nosocomial infection surveillance

要旨 (J. of Water and Health, 18, 6, 899-910, 2020. DOI: https://doi.org/10.2166/wh.2020.014) は → こちら

 Characterization of Extended Spectrum β-lactamase-producing Escherichia coli in the Environment Isolated with Different Concentrations of Cefotaxime

要旨 (J. of Water and Environment Technology, Vol. 17, No. 4, pp.341-349. DOI: 10.2965/jwet.18-091. 2019) は → こちら

Keywords; antibiotic resistance, extended spectrum β-lactamase, Escherichia coli, cefotaxime

抗菌医薬品の流入が二段式膜分離活性汚泥法における処理機能へ与える影響

【要旨】水環境学会誌, Vol.40, No.3, pp.107-114. (2017)

生物処理機能に悪影響を与えるほど高濃度で廃水中に医薬品が含まれることは稀であるが,抗菌薬服用者のし尿のみを処理する小規模浄化槽では生物処理機能への影響が生じる可能性がある。本研究では,分解の遅い医薬品成分までをゆっくりと分解することを目指した二段式膜分離活性汚泥法において,わが国でも使用量の多い抗菌医薬品であるレボフロキサシン(LVFX)およびクラリスロマイシン(CAM)が流入した場合の生物処理機能への影響を調べた。LVFX 5 mg L-1の添加,あるいは,CAM 2 mg L-1の添加により,40%以上硝化が抑制され,また,毎日の膜洗浄が必要なほどの膜目詰まりが生じた。また,こうした悪影響は,抗菌薬の添加開始より遅延して生じ,添加を中止しても回復しなかった。この原因として,活性汚泥による抗菌薬の吸着緩衝作用が重要であることが示唆された。

Keywords; Antimicrobials; Membrane bioreactor; Levofloxacin; Inhibitory effects on nitrification; Membrane fouling

Quantitative monitoring of resistance in Escherichia coli to clinically important antimicrobials in an urban watershed

要旨 (J. of Water and Environment Technology, Vol. 14, No. 5, pp.341-349. DOI: 10.2965/jwet.16-002. 2016) は → こちら

Keywords; 抗生物質耐性,大腸菌,水環境,第三世代セファロスポリン,フルオロキノロン

異なる水環境から単離した大腸菌の抗生物質耐性プロファイル

【要旨】水環境学会誌, 35, 5, 73-80. (2012)

水環境中から数多くの大腸菌を釣菌し,基本的な抗生物質に対して耐性を有する菌の割合を調べ,環境調査事例の少ない比較的新しい人用抗生物質を含む薬剤に対する耐性プロファイルを調べた。人為的汚染の少ない高尾山の清流では耐性菌比率は低く,耐性プロファイルも1剤耐性の単純なものがほとんどであった。多摩川では降雨の影響のある場合にテトラサイクリン1剤耐性の大腸菌が多く,畜産由来の抗生物質耐性大腸菌の寄与が考えられた。大学廃水処理施設から採取した大腸菌では,人用使用の多いフルオロキノロン系,後代のセファロスポリン系,アミノグリコシド系にまたがる多剤耐性菌が多く存在した。カルバペネム系抗生物質に耐性を持つ大腸菌は本研究で確認されなかった。世代別セファロスポリン系薬剤への耐性率は,大腸菌の由来と深い関連が示唆された。

Keywords; 抗生物質耐性,水環境,大腸菌,下水処理水

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